Beale Street at Night
Phillip Van Zandt

メンフィスで行くべき音楽関連スポット

ロック‘ン’ロールやソウルミュージックはメンフィスで生まれました。ブルースはメンフィスで大きく成長しました。今でも音楽が盛んなこの街には、多くの才能あるミュージシャンが住んでいます。

ロックンロールが生まれたメンフィス

メンフィスを訪れたらロックンロール誕生の地エルビス・プレスリーのグレースランド観光は必須です。
エルビス・プレスリーが住んでいた自慢の大邸宅グレースランド、"キング・オブ・ロックンロール"への栄光の道が分かるエルビス・エンターテイナー・キャリア博物館や圧倒的な数々の愛車が展示されたプレスリー・モーターズ自動車博物館があるエルビス・プレスリーズ・メンフィスを見学してください。
エルビスの両親の名前が付けられた2つのレストラン「グレイディーズ・ダイナー」「バーノンズ・スモークハウス」でランチをとれば、広大なエルビス・プレスリーのテーマパークを1日かけて隅々まで楽しむことができます。

ロックンロールが生まれた場所、サンスタジオを訪れてください。1951年にサンスタジオでレコーディングされたジャッキー・ブレンストンの「ロケット88」が、"録音された最初のロックンロール"と言われています。そして、1954年にスタジオのオーナーでプロデューサーのサム・フィリップスが無名のエルビス・プレスリーを起用して「ザッツ・オールライト」を録音したのです。このサンスタジオでは、エルビスの他にジョニー・キャッシュ、カール・パーキンス、ジェリー・リー・ルイスなどのロックンローラーがデビューしています。他にも、後にブルースメンとして成功を収めたB.B.キングやハウリン・ウルフなどが最初のレコーディングをしました。 近年でもサンスタジオで、ボニー・レイット、リンゴ・スター、トム・ペティー、U2などがレコ―ディングを行っています。サンスタジオは2003年にアメリカ合衆国国定歴史建造物に認定されています。

メンフィスのソウル音楽の聖地を訪れる

ダウンタウンから南東へ約2.5マイル(4km)のソウルスビルと呼ばれる地区にスタックス・アメリカン ソウル ミュージック博物館があります。スタックス・レコードがあった場所にスタジオと建物を再現して、ソウルミュージックの博物館として2003年にオープンしました。オーティス・レディング、アイザック・ヘイズ、アル・グリーン、アレサ・フランクリンのようなアーティストの資料が多くあり、ソウルミュージックの歴史なども知ることができます。ソウルミュージックのファンにとって必ず行きたい博物館です。

ビールストリートでメンフィス・ブルースに酔いしれる

音楽ファンの貴方はブルースの生誕地のビールストリートを散策してください。日中にはブルースの父と言われるW.C.ハンディのホーム博物館を是非訪れてください。夕方になると、B.B.キング・ブルース・クラブ、ラム・ブギー・カフェ、ブルース・シティ・カフェ、などのクラブでブルース、ソウル、ブギウギ、ロックンロール、クラシックロックなど本場のライブをお楽しみください。お腹がすいたら、ザ・ビッグ・オン・ビールやキングス・パレス・カフェでメンフィス名物のリブを召し上がれ。

メンフィス・ロックンソウル博物館は、メンフィスの音楽史が詰まった博物館です。ブルース、ソウルミュージック、ロックンロールの黎明期である1930年代から今日に至るまでの過程を展示しています。ワシントンDCのスミソニアン協会の協力のもとに完成した見応えのある7つのカテゴリーの展示を見ながらデジタルオーディオを使って見学するセルフツアーを体験できます。デジタルオーディオで、展示にあった100曲以上の曲を聞くことができます。

メンフィス音楽大殿堂はメンフィス音楽を形作った伝説のサンレコードのミリオン・ダラー・カルテットからメンフィス・ソウル音楽のアイコン、イサーク・ヘイズやアルグリーン、アーデント・スタジオ・ビッグスターなどのアーティストを称えています。また、現代のメンフィス音楽をリードするシンガーやアーティストなどのショーケースも興味深いです。

メンフィスの南側、サウスメイン・ストリート近くにはブルース・ファウンデーションズ・ブルース音楽大殿堂があります。デルタブルースなどのアメリカにルーツを持つ伝統のブルースマンから、ボニー・レイットなどの近代ブルースアーティストまで幅広いブルースの展示が楽しめます。メンフィス音楽大殿堂と共にハイテクを駆使した音楽展示が見事で、メモラビリアに加えた体験型オーディオ・ビジュアル・ステーションでは素晴らしい音楽体験ができるでしょう。

Stax Museum of American Soul Music / Dan Ball
Memphis Rock n Soul Poplar Tunes Sign
Welcome to Graceland / Alex Shansky
Girls Night on Beale
David Meany

ライブ音楽とツアー

ミッドタウンのオーバートン公園の中にある野外音楽堂、オーバートン・パーク・シェル。1954年7月30日、デビューして間もない無名時代のエルビス・プレスリーがレビットシェルのステージに立ったことは伝説となっています。世界恐慌時代に建設されたレビットシェルは30年代、40年代のオーケストラ演奏のコンサート場として活躍しました。現在、春や夏には年間50回以上の無料コンサートが行われます。タイミングが合えば、ぜひ開放的な野外ステージで音楽を楽しんでください。

メンフィスを楽しむには、バックビートツアーズのツアーに参加するという方法があります。ライブミュージック、コメディー、ナレーションを組み合わせて、サンレコードやメンフィスミュージックのランドマークを観光します。

もっと詳しくメンフィス音楽のツアーについて知りたい方は、メンフィス・ミュージックをご確認ください。