音楽を愛するあなたがメンフィスで体験すべき5つのこと

偉大な音楽遺産を誇るメンフィスは、他と比べものにならない数多くのアイコン的レコーディングスタジオが点在しています。サンスタジオとスタックス・レコードはともに、アメリカ音楽を語るうえで不可欠な存在です。音楽歴史に残るこれらの場所を、幸運にも私たちは実際に訪れることができます。サンスタジオでは1時間ごとにガイド付きのツアーを実施しています。またスタックス・アメリカン ソウル ミュージック博物館では、ご自分のペースで回れるセルフガイド・ツアーがあります。サンスタジオには、有名ミュージシャンのEP(45rpm)、SP(78rpm)レコードの原盤を取り添えています。また、スタックス・アメリカン ソウル ミュージック博物館のギフトショップでは、大量のスタックスその他のソウルLP復活盤、音楽ファンには楽しい各種アイテムを取り揃えています。メンフィスには、他にもアーデント・スタジオ、サム・フィリップス・レコーディング・サービス、ハイ・レコードで有名なロイヤル・スタジオなど、現在もレコーディング活動が行われているアイコン的スタジオがあります。

1980年半ば以来初めて、2019年にレコードの売り上げはCDを上回りました。音楽とは感情を表すものです。レコードから伝わる振動と音の温かみを感じ、レコードをひっくり返したり、レコードカバーに込められたミュージシャンたちのアートに込めた思いを感じとることで、より深く音とつながることができるのです。 メンフィスにあるシャングリラ、ゴナー・レコード、オーディオメディア・レコード等のレコードショップには、メンフィス音楽に特化したセクションが設けられています。長年探し求めていたオーティス・レディングの原盤ＬＰが見つかるかもしれません！

かつて人気のラジオ番組、レッド・ホット&ブルーが放送されていたラジオ局の跡地に、料理界のアカデミー賞ともいわれるジェームズ・ビアード賞にノミネートされた名シェフ、アンドリュー・タイサーとマイケル・ハドマンがレストラン「キャサリン＆メアリーズ」をオープンしました。メンフィスのダウンタウンにあるこのレストランでは、アメリカ南部料理と伝統的なイタリアンをフュージョンさせた創作料理た楽しめます。レストランの名前は、シェフ2人の祖母の名前に由来していますが、この場所はメンフィスの音楽ラジオの歴史に深い関係があります。 かつてザ・ホテル・チスカにあったラジオ局WHBQのラジオ番組、レッド・ホット&ブルーのホストを務めていた人気DJ のデューイ・フィリップス。毎晩10万人以上ものリスナーを持つフィリップスは、当時人種差別のあったメンフィスで黒人音楽と白人音楽を一緒に取り入れ、ラジオでオンエアした最初のDJでした。 フィリップスは、1954年7月5日に、エルビス・プレスリーの”ザッツ・オール・ライト”を初めてオンエアし、爆発的な大ヒットとなったこの曲を連続17回プレイすることになったそうです。その晩、当時18歳のエルビスがラジオの放送中にザ・ホテル・チスカを訪れ、初めてのプロとしてのインタビューを受けたというエピソードがあります。

アムトラックが乗り入れるセントラルステーションは、有名なシティ・オブ・ニューオーリンズ線の停車駅であり、メンフィスサウンドをテーマとしたホテル、セントラルステーション・ホテルと繋がっています。ロビーには、メンフィスに携わる3500以上ものレコードがディスプレイされています。DJは毎晩メンフィスをテーマとした音楽を流し、その曲はエッグレストン・ワークス・スピーカーを通してホテル全室からも楽しむことができます。ロビーのバー、エイト＆サンドの後ろ側にあるお洒落なデザインのリスニング・ルームでは、生のサウンドが楽しめます。 どこにいても見て、聴ける！ライブミュージック 歴史深いビールストリートに立ち並ぶ20以上もあるクラブやレストランから30メートルほど歩いてみましょう。ビールストリートを一通り探索したなら、ライブ体験の準備完了です。メンフィスには、観光客の皆様が楽しめる一流のライブハウスやフェスティバル、リスニング・ルームがあります。こちらのクイズから、貴方にピッタリなメンフィスのライブ体験を探してください。

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