
ブラック・ヘリテッジ
アトラクション、博物館・美術館、歴史地区
国立公民権運動博物館 (National Civil Rights Museum)
公民権運動の立役者の一人キング牧師が志し半ばにして1968年4月4日にメンフィスで暗殺されました。現場となったロレイン・モーテルが公民権運動の博物館となっています。運動の歴史やその軌跡など260アイテムの展示品や体験型展示を使ったディスプレーなど、またキング牧師の暗殺当時宿泊していた部屋がそのまま保存されています。貴方の興味の度合いによって数時間の滞在から半日、一日の滞在もできるほど展示内容は充実しています。
スレーブヘブン・アンダーグラウンド・レイルロード博物館(Slave Haven Underground Railroad Museum)
バーク家の邸宅が奴隷制度時代に強制労働に苦しむ奴隷の逃亡を助ける拠り所となってました。過酷だった奴隷の生活やそこから逃れて自由の身になる為どのように奴隷たちが逃亡したのか興味深い史実を学ぶことができます。メンフィス綿花取引所跡にあるコットン博物館(The Cotton Museum at the Memphis Cotton Exchange)とあわせて見学すると当時の綿花産業繁栄の歴史と共に学ぶことができ興味深い体験ができます。
アーネスト・ウィザーズ・コレクション(Ernest Withers Collection)
20世紀の人々:伝説のミュージシャン、プロスポーツのヒーロー、公民権運動当時の出来事や人々の暮らしの様子などをアーネストのカメラで捉え表現した作品の数々が展示されています。
メンフィス音楽のレジェンド
B Bキング、W.C.ハンディー、アイザック・ヘイズ、ハンク・クローフォードに代表される情熱的なソウルミュージックはメンフィスを代表するサウンド。これらのサウンドを語らずしてアメリカ音楽を理解することはできません。 メンフィス が生んだソウルミュージックの偉人たちが世界に与えた影響をより深く理解するなら、関連の博物館や観光地を訪れてみましょう:ブルース財団ブルース殿堂博物館、スタックス・アメリカン ソウル ミュージック博物館、サンスタジオ、メンフィス・ロックンソウル博物館、メンフィス音楽大殿堂、W.C. ハンディー・ホーム&博物館
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア リフレクションパーク(Dr. Martin Luther King Jr. Reflection Park)
リチャード・ハンツ像 “I Have Been to the Mountaintop” と公民権運動時のウィザーズ写真ギャラリー。公園はサウス・セカンド通りの先端付近マーティン・ルーサー・キング・アベニューに位置してます。
I am a Man プラザ
“I am a Man” プラザは ヘルナンド通りのクレイボーン寺院に隣接しています。1968年クレイボーン寺院を中心に衛生労働従事者によるストライキが起こりました。その歴史を記念して作られた新たな記念碑。ストライキに参加した労働者の名前が刻まれている石碑にも注目してみてください。
ファースト・バプティスト・ビールストリート(First Baptist Beale Street)
アフリカ系アメリカ人の会衆派教会で、1865年にその起源は遡ります。南北戦争中とそれ以後に奴隷解放された人々がメンフィスのこの教会を目当てに集まって来ました。レンガ造りの教会はアフリカ系アメリカ人の当時の拠り所として活躍しただけでなく、メンフィス・フリー・スピーチというアフリカ系アメリカ人の、Ida.B.Wells氏が編集を勤めた新聞社が入っていたことでも知られています。毎週日曜日の朝には礼拝(ゴスペル)が行われています。
トム・リー・パーク(Tom Lee Park)
ファースト・バプティスト・ビールストリートから2ブロック離れた場所にあるのがトム・リー・パーク( Tom Lee Park)です。ミシシッピ川沿いの公園でメンフィス・イン・メイ祭りのメイン会場となる場所です。トム・リーはメンフィスに住んでいたアフリカ系アメリカ人で1925年に蒸気船の沈没事故の際、自分のいかだ船で32人の乗船客を救助したとされる英雄です。公園の中心にはトム・リーの功績を称える像が立っています。
メンフィス・ヘリテッジ・トレイル(Memphis Heritage Trail)
メンフィス・ヘリテッジ・トレイル (Memphis Heritage Trail) の道端に立つ歴史マーカーを辿ってください。歴史マーカーはアフリカ系アメリカ人の文化的功績を中心に史実や歴史人物が紹介されています。




アート・エンターテイメント&レストラン
トラベル・チャンネルやトゥデー・ショー、グッドモーニング・アメリカなどでも度々紹介されるシェフBJのアルセニアズ(Alcenia’s)を訪れましょう。シェフの愛情たっぷりのメニューを堪能してください。ソウルスビルにあるフォー・ウェイ・グリル(Four Way Grill)ではキング牧師を始めソウルスビルにあったスタックスレコード社でレコーディングしていたアーチストなどがよく訪れた肉料理のレストラン。毎週木曜日の午後にはライブ音楽が入ります。ミッドタウンのマディソン通りにあるザ・バーベキュー・ショップ(The Bar-b-que Shop)やI−55号線沿いのインターステート・バーベキュー(Interstate Barbecue)はメンフィス独特のバーベキューで有名なレストランです。また3月にはメンフィス・ブラック・レストラン・ウィークが開催されます。
かつてのファーストレディー、ミッシェル・オバマが立ち上げに関わったアメリカン・コミュニティー保存地区の一つ、オレンジ・マウンドを探訪してみましょう。ブラックアートの本拠地でブラックアーティストやミュージシャン、芸術家などの育成に努めているThe CMPLXD を訪れてコンサートやアート展示などをご覧ください。隣接しているオレンジ・マウンド・ギャラリーには地元で活躍する作品が展示されていますので、お見逃しなく。また、毎年4月にはダウンタウンでアフリカアート展も開催されます。ハウス・イン・オレンジ・マウンドでは地元のマイ・カップ・オブ・ティーのブランド‘オレンジ・マウンド・ポーチ・ティー’や‘リバーボート・クィーン・グリーンティー’などをご賞味ください。マイ・カップ・オブ・ティーは地元の女性たちの雇用や労働をサポートしています。街中の店では同ブランドの小物などグッズも販売されています。
ハッティルー・シアター(Hattiloo Theatre)
ブラックシアターの舞台。毎年8月から6月までの10ヶ月間を8つのシーズンに分けてパフォーマンスを開催している、唯一の自営劇場です。
パブリックアート
その他、有名人や歴史人物は街中にあるパブリックアートに描かれているので街を観光している際には是非気をつけて見てください。サウス・メイン・アートディストリクトでは人目を引く壁画があちこちにあります。サウス・メイン・ストリートにある’I am a Man’の像やシビル・ライトの壁画もお見逃しなく。
お勧めのイベント
ドリームフェスト・ウィークエンド
メンフィス音楽のイベント。選りすぐりの音楽コンサートや各種イベントなど1月の週末に開催されます。
キング・デー
マーチン・ルーサー・キング・ジュニアを称える日。ナショナル・シビル・ライト博物館にてイベントが開催されます。
キング牧師暗殺追悼日
4月4日のキング牧師が暗殺された日を悼み追悼イベントがナショナル・シビル・ライト博物館で開催。(日程は年により前後します。)
アフリカ・イン・エープリル
毎年4月はアフリカ文化を祝う月間。アフリカ文化のイベント、食、パフォーマンス、パレードなどが開催されます。
ジューンティーンス
ジューンティーンス・アーバン・ミュージック・フェスティバルはアフリカ系アメリカンの解放を祝う毎年恒例の音楽祭。メンフィス中心街にあるロバート・R.チャーチ・パークで開催されます。
WLOK ストーン・ソウル・ピクニック
レビットシェルで開催されるWLOKストーン・ソウル・ピクニック。フードトラック、ライブ音楽などで盛り上がる夏のイベント。
ソウルスビルUSAフェスティバル
旧スタックスレコード社が残したアメリカ音楽の功績を称えるお祭りがスタックス・アメリカン ソウル ミュージック博物館にて毎年10月に開催されます。ソウル音楽ライブ、ダンス、クラフトなどご家族そろって楽しめるフェスティバル。