メンフィス・ライブミュージック・スポット チェックリスト
メンフィスは音楽の都と呼ばれており、それはメンフィスがロックンロールやソウルミュージックの発祥の地でブルースがその形を整えた地である事だけではありません。今でも、ダウンタウンはもちろん、近郊でも上質のライブミュージックを楽しめるスポットが多いからです。このページではいくつかの代表的なライブミュージック・スポットを紹介いたします。
ビールストリート・エンターテインメント地区
メンフィスの音楽の歴史は、ビールストリートで演奏された音楽で始まりました。
ミシシッピデルタで生まれたブルースは、ハイウェイ61号線を北上してメンフィスのビールストリートにたどり着きました。W.C.ハンディ、ルイ・アームストロング、マディ・ウォーターズ、メンフィス・ミニー、そしてB.B.キングらは、ここビールストリートで定期的にプレーしました。
ビールストリートを歩くと、通りに面したミュージッククラブから音楽が漏れ聴こえてきます。通行人を楽しませるために、ビールストリートの中央にあるハンディー・パークのステージでミュージックイベントが定期的に開催されます。
アルフレッズ・オン・ビールは、ビールストリートでは珍しいクラブで、毎晩ライブをするわけではありません。エリック・ヒューズ・バンド、エルヴィス・トリビュート・アーティストのようなカバー・バンドが不定期に出演しています。
シルキー・オサリバンズには、ブルースシンガーのために2つのグランドピアノを置いてあるアイリッシュパブと、山羊がいるパティオ(中庭)があります。室内外の両方にステージがあり、音楽を聞くことができます。
ラム・ブギー・カフェは、ブルースと古き良きロックをミックスした音楽を聞くことができます。バーの壁や天井から吊り下げられているギターは、有名ミュージシャンのサインが入っています。その数は200本を超えています。
ビールストリートから離れると、ブルース色は少し影を潜めて、インディー・ロックのビートを感じる事ができるでしょう。サウスメインストリートにあるErnestine&Hazel's ではロックバンドの演奏を、アダムズアベニューにあるMollie Fontaine Lounge では、ジャズの生演奏をそれぞれ聞くことができます。
クーパーヤングにあるレコードショップ Goner Records は、ほとんどの週末に店内コンサートを開催しています。
ヤングアベニュー・デリ
ミッドタウンのヤングアベニューとクーパーストリートの交差点を中心に、この地区はクーパーヤングと呼ばれていて、注目のスポットです。その中でも、人気のお店がヤングアベニュー・デリです。
ヤングアベニュー・デリのステージはエイミー・ラベールやアル・カポネのような地元のミュージシャンが出演することで有名で、メンフィス市内でもトップクラスの人気を誇ります。
ハイトーン
ハイトーンはメンフィスのミッドタウン、オーバートン公園の西、クリーブランドストリート沿いで何年もの間、地元のミュージシャンやメンフィス・カレッジ・オブ・アーツの学生にとってかけがえのないライブミュージックのスポットとして運営されています。
レビットシェル
レビットシェルは、ミッドタウンのオーバートン公園の中にある野外音楽堂です。デビューして間もない無名時代のエルビス・プレスリーがレビットシェルのステージに立ったことは伝説となっています。春や夏には年間50回以上の無料コンサートが行われます。タイミングが合えば、ぜひ開放的な野外ステージで音楽を楽しんでください。
⇒ レビット シェル の詳細ページ(参考外部リンク)
ラファイエット・ミュージックルーム
ミッドタウンのオーバートンスクエアにあるラファイエット・ミュージックルームは、1970年代にブレイクする直前のビリー・ジョエル、バリー・マニロウ、レオン・ラッセル、そして驚く事にKISSなど、後にビッグになったミュージシャンがステージを踏んだお店です。お店は二階建てになっていて、室内はもちろん、テラス席で南部料理を楽しむことができます。
ミングルウッドホール
ミングルウッドホールはミッドタウン、マディソンアベニュー沿いに位置するミュージックホールで、施設の広さは1万3000平方フィート(1,208平方メートル)で1500人収容できます。広いバーエリアと、食事ができるラウンジも併設しています。ロック、カントリー、ブルース、R&B、ジャズなどあらゆるジャンルの音楽に対応できるように設計されています。
B.B.キング・ブルース・クラブ
B.B.キング・ブルース・クラブは、1991年にオープンした“キング・オブ・ブルース”(ブルースの神様)ことB.B.キングがオーナーのミュージック・レストラン&バーです。ビールストリート・エンターテインメント地区の西端に位置し、ひと際大きく堂々としたB.B.キング・ブルース・クラブのネオンサインは、ビールストリートの象徴です。メンフィスバーベキューやキャットフィッシュ・フライをはじめとする南部料理を楽しめます。出演するバンドやミュージシャンは、もちろん申し分のない素晴らしいミュージシャンです。
⇒ B.B.キング・ブルース・クラブ の詳細ページ(参考外部リンク)
キャノンセンター・フォー・ザ・パフォーミングアーツ
メンフィスダウンタウンの北端にキャノンセンター・フォー・ザ・パフォーミングアーツがあります。厳格な音響基準に基づいて設計され2003年にオープンしたこのミュージックホールは有名なメンフィス交響楽団の本拠地です。素晴らしいのは音響だけでなく、劇場の美しさも評判です。
⇒ キャノンセンター・フォー・ザ・パフォーミングアーツ の詳細ページ(参考外部リンク)
ハロランセンター・フォー・パフォーミングアーツ&エデュケーション
ダウンタウン、サウスメインストリート沿いに建つハロランセンター・フォー・パフォーミングアーツ&エデュケーションは、21世紀のテクノロジーが導入された最先端のステージと客席361席のシアターが備えられ、ミュージカル、コンサート、ファミリープログラム、多文化行事などが行われています。
ジャーマンタウン・パフォーミングアートセンター
ジャーマンタウン・パフォーミングアートセンターは、ダウンタウンから東へ15マイル(24km)、ジャーマンタウンにある868席のシアターで、ミュージックコンサート、ミュージカル、舞踏などが開催されている多面的な舞台芸術施設です。
メンフィス交響楽団
ロバート・ムーディーが指揮するメンフィス交響楽団は、キャノンセンターを本拠地にするオーケストラです。スーパースターのソプラノ歌手カレン・エスペリアンが登場する事もあります。
⇒ メンフィス交響楽団 の詳細ページ(参考外部リンク)